ゆきちゃんの入院騒動記

入院

6月21日に宿泊学習の途中で熱を出して帰宅した由紀子ですが、かかりつけの小児科で治療を続けても熱は一向に下がりませんでした。
熱と咳と炎症反応があることからマイコプラズマ感染症だろうと診断を受けていたのですが、炎症反応の数値がその小児科では測りきれない程上がってしまったので、国立の病院へ入院することになりました。

6月24日(土)
由紀ちゃんのトレードマークの笑顔がありません。
お腹が痛いというのでレントゲンを撮ったら
便秘をしているとわかって浣腸をしました。
おかげで少し食欲も出てきて・・・・
夕飯に買って来たハンバーグ弁当をぺロリ!

のん気な私は2・3日入院すれば
元気になると思っていました。
まさか、これが事件の始まりとは・・・
想像もしない母なのでした。

6月25日(日)
一晩中熱は続いてお腹の痛みも治まりませんでした。

痛む場所から虫垂炎かも・・・
ドクター達は疑い始めたのですが、「でも、痛み方が弱いから違うだろう・・・。」

結局、虫垂炎を否定するためにCTを撮ろうと言う事になりました。

由紀ちゃん車椅子初体験で、CT室へ・・・。

診断

CT室から届いた所見書を見せられたのですが、そこには
虫垂が石灰化しているとか、虫垂結石が腸管外にあるとか、
リンパ節がどうとか・・・難しい説明が書いてありました。(-"-;) ??

説明をしてくれたドクターの話では、虫垂はすでに穿孔して、腹膜炎を起こしていると言うことで、
選択肢は「手術」のみ!
しかも、急いだほうがいいとの事でした。

思いがけない診断に、私も主人もどうすればいいのかわかりませんでした。
由紀子が手術が耐えられるだろうか・・・、
麻酔から醒めたときにどうなるのだろうか・・・。
入院生活も長くなるのだろう・・・ストレスは大丈夫だろうか・・・
          ~(゚ ゚;)))オロオロ(((;゚ ゚)~

そんな私たちの気持ちに関係なく手術のための準備が始められ、何枚もの承諾書にサインをしました。
日曜日の緊急手術。
休日の外科のスタッフが呼び集められて、CTから2時間後には手術が始まりました。

手術

待つことしかできない私たち。
今は手術室の前で待つことも許されず、遠く離れた待合室で待機です。

手術室に連れて行かれてから2時間後由紀子が戻ってきました。
なんとも痛々しい姿です。

手術は全身麻酔で行われましたが、病室に戻ったときにはすでに意識が戻っていました。

「よくがんばったね!」と、声をかけると「うん!」と、うなづきました。
よかった!

虫垂炎の原因

手術の後に説明がありました。
CTの診断通り、
すでに穿孔して、腹膜炎が起きていたそうです。

切り取った虫垂も見せてもらいましたが、
周りは黒く変色をして
すでに腐り始めていました。

そして、一番驚いたのは
虫垂炎になった原因です。
虫垂の入り口に何かの種が詰まっていたと
言うのです。

この写真がその種です。
(・.・;) メガテン・・・
いまだに何の種だかわかりません。

記念にどうぞ!と、
わざわざビンに入れていただきました。(笑)

「女の子だから傷は小さくしてあげたかったけど、
お腹に脂肪が付いていて
大きく切らなければ中が見えなかった!」
ドクターの言葉に笑うしかない母です。
(^_^;)ハハハ・・・


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