2006/6/1(木)
      髪を切りました。
  
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H崎先生にあたらしい美容院へ連れて行ってもらいました。 
今度の美容院は先生が高校時代に通っていた美容室だそうで・・・先生の青春時代の思い出の場所ですね!(*^-^*) 
 
新しい場所だというのに、由紀子は最初からリラックスムードでした。 
店内に流れていたFMラジオでスピッツの曲の紹介が始まると、 
「あっ!スピッツだぁ!」ゎーィ♪ヽ(*´∀`)ノと、叫んで、その後は一緒に歌いだす始末です。 
 
ありがたいことに、お店の人はみなさん笑顔で聞いてくれました。 
お客さんも一人居たのですが、嫌な顔もしないで「上手ね!」と声をかけてくれました。 
m(_ _)m アリガトォ〜★ 
 
優しい感じの3人の美容師さんがいるこの美容室。 
由紀子も安心して居られるようなので、ここに決めようと思います。 
これから月に一回のペースでH崎先生とカットに通うことになりました。 
 
髪型も夏に向けてベリーショートにしてもらってすっきりのゆきちゃんです。 
イエイ〜♪ (★^▽^)V 
 
この美容室でも歌を歌わずには居られなかった由紀子ですが、昨日からこのハイテンションはかなりのものです。 
家に帰ってからずっと歌い続けて、お風呂の中でも、トイレの中でも・・・ 
もしかしたら食事の時間以外は歌っていたかも!! 
こんなときは集中力もなくて、何か誘っても「歌ってからね!」という答えしか帰って来ません。 
 
この調子のときの由紀子の操縦には手こずるのですが、担任のS田先生はすごい魔法を使います。(笑) 
 
今朝も着替えの時間に歌を歌って動かない由紀子に先生は魔法をかけました。 
スケジュール表のお着替えの欄に 
「歌いながら・・・」という文字を書き足して、由紀子に読ませたのだそうです。 
すると、今まで「歌ってからね!」と言っていた由紀子が 
(*^。^*)/ ハーイと、言いながら着替えに行ったのだそうです。 
もちろん、歌いながら着替えたらしいのですが・・・(笑) 
 
この先生の魔法には母もかなわないと最近思うのでした。 
 
魔法の練習をしなくっちゃ!!(汗)
 
※このアイコンはとらねこ庵のとらねこpapaに作っていただいたものです。私のお気に入りのアイコンです。 
  

 

 
  2006/6/2(金)
      へび
  
昨日の夜のことです。 
ねーねーが夜にコンビニへ買い物に出かけたのですが、30分後電話がかかってきました。 
「玄関の門扉の電気をつけて!」ねーねー 
 
いつもはそんなことを言わないのに、どうしてだろう?と、思いながら電気をつけたら、また電話です。 
 
「おかあさん!外に出てきて!家に入れないよ〜〜〜!ヽ(;TдT;)ノ 」ねーねー 
「どうしたの??」tomi 
「へびが・・・・!」ねーねー 
 
外に出てみると、我が家の門扉の上に大きなヘビが乗っかっています。 
1.5メートルはあろうかと言う長〜いヘビが、私のほうをじっと見ています。 
ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε= ヒイィィィ!!!!( ̄⊥ ̄ノ)ノ 
 
それから大騒ぎです。 
我が家はこの小さな門扉からしか敷地に入れないのです。 
(防犯は完璧?・・・そんな問題じゃないだろう!!)パコン! ( - -)/☆(*_*)★ 
 
門の外で半泣きのねーねー。 
我が子を助けに行きたいけど、めっちゃ恐い私。(笑) 
 
どうしよう?!どうしよう?!・・・・・・・・・ 
 
そんな、ピンチの中で、ひらめいた事が・・・。 
 
水撒き用のホースでヘビに放水!! 
m( ゜皿゜)m‥‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━★ピュー 
 
この作戦が効してヘビはどこかへ逃げて行きました。 
 
やっと家に入れたねーねー 
「あ〜〜〜こわかったよ〜〜〜!」コワイヨo(><*)o o(*><)oコワイヨ 
 
その様子を家の中で見ていた(聞いていた?)由紀子が 
「へびさん、こわかったねぇ〜! 
ねーねーがヘビさんになっちゃったんだよ?!」
 
 
(゜∇゜;)エッ?それはちがうだろう?!(笑) 
  

 

 
  2006/6/3(土)
      動作法
  
今日は動作法の月例会です。 
昨日、学校の帰りに 
「明日は動作法だからね!」と、由紀子に声をかけたら、ちょっと緊迫した感じで 
「動作法は行かない!!」と言いました。 
 
ちょっと気になりつつも何とかなるだろうと軽く思っていたのですが、夜になって由紀子がとても不安定になりました。 
 
「動作法には行かない!」(≧ヘ≦ )プイッ!! 
それを繰り返してはイライラ!! 
寝てからも、夜中に何度か目を覚まして( ノω-、)シクシク・・・と、泣きます。 
 
急に行かないなんて、動作法の何が嫌になったのか?? 
母はわかりませんでした。 
 
その理由がわかったのは今朝のことです。 
ついにパニックを起こした由紀子が叫んだのです。 
 
「動作法は×△★・・・JR・・・宿泊学習☆▽▲○★・・・」 
「★○■☆・・キャンプが・・・。」 
 
そして、少し落ち着いたら今度はJRの車内アナウンスを言い始めました、 
 
"ノ(-________-;)ウゥーム・・・何のことだ? 
 
動作法と宿泊学習??? 
 
わかった!!ピキーン ☆━━━━━(☆_☆)━━━━━☆ ピキーン 
 
@宿泊学習のときのお泊りは、2年前に動作法のキャンプで泊まった青少年自然の家です。そのキャンプが辛かったらしく、次の年からはキャンプには行っていません。 
A宿泊学習のときに大村から諫早まで苦手なJRで行くことになっています。 
これはたぶん由紀子も事前学習で解っていると思います。 
 
たぶん由紀子は動作法と宿泊学習がごちゃ混ぜになっているのかもしれませんね。 
 
泣いている由紀子に聞いてみたら、案の定でした。 
そこで、一つずつ整理をしながら由紀子に話をしました。 
 
・今日の動作法はいつもの学校でやること。 
・動作法のキャンプには行かないといってあること。 
・宿泊学習のときは動作法と同じところに泊まるけど、動作法はしないこと。 
・宿泊学習に行くときは諫早までお母さんの車で行って、その後団体バスで皆と行くので、JRには乗らないこと。 
 
すると、由紀子が 
「学校の動作法よ?!宿泊学習ではJRには乗らないよ!」と確認してきました。 
「そうよ!!今日の動作法は学校です。行く?」Tomi 
「うん!“O( ^ - ^ )O”」Yuki 
 
┐(-。ー;)┌ヤレヤレ 
でも、ちょっと心配も・・・ 
先生とは、諫早まで車で送っていくことにしましょうか?と、話し合いはしましたが、確定ではありません。 
 
先生ごめんなさい、言っちゃいました!m(*- -*)mス・スイマセーン 
 
でも、由紀子には行く時の話はしましたが、帰りは何も約束していませんから、ここは変更が可能です。・・・苦しい言い訳?・・・(笑) 
 
結局、今日の動作法には何とか行って来ました。 
でも、昨日の睡眠不足のせいで、途中から眠気が襲ってきて目がトロリンのゆきちゃんでした。 
 
 
  

 

 
  2006/6/6(火)
      ○○には行かないよ!!(。>_<。)
  
学校にお迎えに行くと、教室から出てきた由紀子が私の顔を見るなり 
「○○には行かないよ!!」(。>_<。)と、叫んでいました。 
○○とは登山の練習に行く山の上のお店の名前です。 
 
なんと由紀子は今日まで、自分は先生の車で連れて行ってもらえるものと思い込んでいたようです。 
それが、今日の事前学習で自分も歩かなければならないことがわかって、大慌てなのです。 
 
母は、「あ〜〜聞こえない!!」 |(-_-)|キコエマセーン(笑) 
 
最後の望みだった母からも「行かなくてもいいよ!」と言ってもらえなかった由紀子は、学校の玄関で靴を履くなり、外のベンチに走って行って座り込んでしまいました。  
がーん…llllll(-_-;)llllll 
 
気持ちはよくわかります。 
でも、今年はがんばってほしいと願っている母なのです。 
横に座って、何と声をかければいいものかと思っていたら、先生が来て話をしてくれました。 
 
「明日歩いたら、途中のチェックポイントで飴がもらえるよ〜! 
○○に着いたら豪華なお弁当が食べられるよ〜!お肉が入っているって!! 
そして、その後はアイスクリームだよ〜〜! 
・・・・・・行く?」 
 
はぁーいっ♪ヽ(*^∇^*)ノ*:・'゜☆Yuki 
 
なんのこっちゃい!!(笑) 
また、先生の魔法にかかってしまった由紀子です。 
辛いことがある時ほど、由紀子には楽しいご褒美が必要なのですね。 
 
家に戻ってから、由紀子は明日のことは何も言いませんでした。 
私も何も言いません。 
 
寝る前に少し泣いて頭を叩きましたが、それでも何も言わず、黙ってそばに居ることにしました。 
 
声をかければ、由紀子の心の葛藤にまた油を注いでしまいそうです。 
 
がんばれ由紀子!! 
  

 

 
  2006/6/7(水)
      がんばっちゃいました。\(@^0^@)/やったぁ♪
  
いよいよアイスクリームの日・・・いや!登山の練習の日です。(笑) 
 
朝から、機嫌よく起きてきた由紀子。 
私は今日も何も言うまいと、心にきめていたので、いつものとおりに朝の準備を進めました。 
由紀子も今日のことはわかっているはずですが、何も言いませんでした。 
ただ、学校へ行く車の中で、いつもより静かなゆきちゃんでした。 
 
以前の私なら、きっと今日のスケジュールを確認させて、由紀子に納得させようとがんばっていたのですが、最近の学校での取り組みから由紀子には励ましの声かけなどは逆効果だとわかってきました。 
由紀子が心の中で戦っているときは何も言わないのが一番なのです。 
母も13年目にして、やっと気がつきました。 
 
さて、結果は? 
 
往復5キロの道のりを由紀子はみんなと一緒に歩いてきました。 
ヤッタネ!!(v゜ー゜)ハ(゜▽゜v)ィェーィ♪ 
 
先生の報告では、朝からまた「○○には行かないよ!」と言ったらしいのですが、先生が無言で黒板に昨日話した楽しい事を書いて、その下にキャンディやお弁当、そしてアイスクリームの絵を貼っていくと、それをじっと見ていた由紀子が自分から「行こうか!」と言って動き出したのだそうです。 
 
まさに、S田マジックです。(笑) 
 
そして、前回の校外学習のときに出発式で「がんばろ!!」の声かけに反応して出かけられなかったことを踏まえて、先生は学年の先生方になるべくそのような言葉を使わないでほしいとお願いをしてくださったそうです。 
 
本当はみんなの気持ちを高めるために、「がんばるぞ!お〜〜!!」とか言ったほうがいいのでしょうに・・・本当に申し訳ありません。 
 
でも、そのおかげで由紀子はスムーズにスタートを切ることができました。 
 
お約束のキャンディにお弁当、そしてアイスクリームをたべて大満足で帰ってきました。 
 
最後の坂ではダッシュまでしたとか・・・ 
こだわりさえ乗り越えれば、体力はあるってことですね。 
 
こだわりは潰すことはできないけれど、周りの配慮と工夫があれば乗り越えることができるんですね・・・。 
なんだか、由紀子のこれからに少し希望の灯りが見えて来た気がします。 
 
家に戻っても上機嫌の由紀子。 
きっと、最後まで歩けたことで自信がついたのではないでしょうか? 
家族に私が報告をするたびに、<o( ̄^ ̄)o> エッヘン!!のゆきちゃんでした。
  

 

 
  2006/6/14(水)
      11キロ完歩!
  
宿泊学習がだんだん近づいてきています。 
今日は事前学習で野岳湖まで皆で歩きます。 
 
往復11キロの道のり。 
由紀子は前日から憂鬱で、憂鬱で・・・。 
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久々にこのポーズで、何を言っても完全拒否でふて寝を決め込んでいました。 
 
揺れる気持ちは充分伝わってきますが、私は何も言いませんでした。 
一言でも、「野岳湖」と言えば 
「行きたくない!(。>。<。)ウッー」 
と、爆発しそうで・・・こわい!(笑) 
こんな時は静かに見守ってやるのが一番いいみたいです。 
 
そして朝。学校へは何事もなく登校することができましたが、9時過ぎに私のところに由紀子からのメールが届きました。 
 
「きょうがんばっておべんとうをたべにいったら、CDをかりにつれていってね。ゆきこ」 
 
先生携帯から送られてきたメール。 
あぁ・・・きっと「行かない!」と言ってゴネているんだなぁ・・・と、すぐに解りました。 
そして、このメールが今回の先生の魔法なのだろうと思ったので、 
 
「はい!おやつのアイスクリームも買いに行きましょう。おかあさん」 
 
と、返事を出しました。 
後で知ったことですが、由紀子は出発のときになって行きたくないと言い出して、教室に残ってしまったそうです。 
S田先生は教室に一緒に残って由紀子と問答を繰り返した後で、このメールを思いついたのだそうです。 
この魔法は効果てきめん! 
由紀子はみんなからは遅れましたが、先生と2人で野岳湖を目指して出発することができました。 
 
そして午後になって、いつもの時間に学校へお迎えに行ったのですが、まだ由紀子たちは戻ってきていませんでした。 
果たして最後まで歩いて帰ってくることができるのでしょうか? 
 
次々に帰ってくる子どもたち。 
引率の先生方はみなさん、由紀子が頑張ったことを教えてくださいました。 
みんながゴールしてから15分後。 
遠くに由紀子の姿が見えてきました。 
体操服にも着替えずに出発したようで、ピンクのTシャツがどんどん近づいてきました。 
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すごいです。 
由紀子はついに11キロの道のりを完歩してきました。 
学校の玄関では教頭先生が迎えてくださって、いっぱい褒めていただきました。 
去年の姿を知っている先生方はみなさん、今日の由紀子の快挙を一緒に喜んでくださいました。 
 
由紀子は去年の辛さを越えて、きっと強くなっているはず! 
主治医のA川先生の言葉を、あらためて思い出して胸が熱くなった母です。
  

 

 
  2006/6/15(木)
      眠れない夜
  
野岳湖行きで疲れたせいでしょうか? 
昨日の夜はなかなか眠れなかったらしく、夜中に何度も独り言で起こされました。 
一緒にいてやろうと思うのですが、私が傍に行くと「ひとりで寝たい!」と言って、部屋から追い出すので、私は隣の部屋で様子を見守るしかできません。 
 
眠れなくても落ち着いているならいいかと思っていたのですが、とうとう4時近くになって泣き出して興奮して来たので、薬を使って眠らせることにしました。 
 
この時間に薬を飲めばいつもの時間には起きられないと思ったので、遅刻を覚悟していたのですが、なんと、6時過ぎになって由紀子が起きてきました。 
足取りはふらついていますが、朝ごはんが食べたいといいます。 
 
すごいよね!どんなに眠くても食欲が勝つんだ!(笑) 
結局、いつものように朝ごはんを食べて、とうとう学校へ行ってしまいました。 
 
薬の効き目は時間ともに薄れていくものですから、大丈夫だと思ったのですが、薬のせいか?睡眠不足のせいか?昼休みには教室で爆睡していたとのことです。 
 
学校でも自由人を決め込んでいる由紀子なのでした。 
 
今日で、緊張症の期間も終わりました。 
眠気が強くなったのはそのせいもあるのかもしれません。 
何はともあれ、やれやれです。ε- ( ̄、 ̄A) フゥー 
 
 
  

 

 
  2006/6/18(日)
      またサボってしまった!\(_ _ )ハンセイ
  
また日記を十日もサボってしまった。  
 
由紀子が荒れているわけでもなく、どちらかといえば頑張っているのに、何故か私のテンションが上がらない。 
パソコンの前に座ってもこのページが開けられなくて、ゲームをしてごまかしてばっかり。 
でも・・・いつも頭の中では何かある度に「これは日記に書いておこう・・・」って思っているんだから・・・。 
何なんだ?私!!・・・訳がわからない奴!! 
 
でも、今日は思い切ってページを開いてみた。 
開けてしまえば、なんてことはない。(笑)   
 
日記をサボった間に記録しておきたいことがいっぱいあったので、これから少しずつさかのぼって日記を書きます。 
 
がんばれ!私!!
  

 

 
  2006/6/19(月)
      宿泊学習前夜
  
いよいよ明日から宿泊学習が始まります。 
 
考えればいろいろと心配になることもいっぱいありますが、私が不安になれば由紀子の不安も増幅するので、あまり気にしないようにしています。 
いや?!努力しています。(笑) 
 
それでも由紀子が不機嫌だったり、考え込んだ様子が見えたときには、私の心はザワザワ・・・・ 
 
それで、つい聞いちゃいました。 
 
「ゆきちゃん!宿泊学習は嫌なの?」・・・あぁ!!最悪の聞き方!!自己嫌悪! 
 
でも、由紀子の答えは意外なものでした。 
「宿泊学習は好きよ!!」(゜ー゜☆キラッ 
 
なんだ!そうなの?(笑) 
すっかり後ろ向きになっている私とは違って、由紀子は何歩も前に踏み出しているようです。 
 
きっと大丈夫! 
そんな気持ちにしてくれる、嬉しい一言でした。
  

 

 
  2006/6/20(火)
      出発!
  
宿泊学習への出発の日がやってきました。 
由紀子は笑顔で学校へ行きました。 
 
宿泊学習は好きよ!・・・その言葉にずいぶん救われた母の不安ですが、それでもやっぱり心配!!(どうしようもない母です。(笑)) 
だって由紀子が乗り越えなければならない課題が、この宿泊学習の中にはいっぱいあるんですもの・・・。 
 
まずは、出発式です。 
今まで何度、この出発式でつまづいて土壇場で「行かない!」と言って動かなくなったことか…。ドキドキ感が苦手な由紀子は、この出発前の盛り上がりが苦手なのです。 
でも、今日は落ち着いています。 
「がんばるぞ!おー!!」のシュプレキコールにも動じずにみんなの列の中に居ます。 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 38.9KB ) なんだか今日はやってくれる予感がします
 
この出発式の後、最寄の駅までの15分ほどの道のりをみんなで歩いていきます。 
 
クリックで拡大表示 ( .jpg / 88.4KB ) とってもいい笑顔でした。
 
私は由紀子が歩き出したのを確認してから、車で駅まで行って待機です。 
由紀子との約束では、みんながJRに乗るのを見送ったら私が車で諫早駅まで送っていくことになっています。 
でも・・・この調子ならみんなと一緒に乗れるかもしれません! 
母はこの時からずっと迷っていました。 
 
そして、駅。 
私は由紀子に姿を見られないように車の中で待機していました。 
そこへS田先生が来て、JRに乗せるかどうかの確認をされました。 
先生も迷っているようです。 
そして、最後に「お母さんはどうしたいですか?」と聞かれたのです。 
ギク!( ゜▽゜;)そうですよね・・・私が決めなければならないのですよね! 
私は「乗れそうなら乗せてください!」と答えました。 
ここからはS田先生の魔法に期待するしかありません。 
 
出発の時間。 
私は駅舎の影から由紀子の様子を見ていました。 
止まった電車を前にホームに由紀子が立っていました。 
先生が何度も促しますが、どうしても足が動きません。 
そして、とうとうドアが閉まって列車は走り去って行きました。 
ホームにはS田先生と由紀子。そして、学部主事の先生が残っていました。 
 
やっぱり駄目だったか!・・・と、由紀子に近づこうとしたときに主事の先生が走ってきて、「次の列車まで頑張ってみたいと担任が言っています。もう少し待ってください!」 
 
私は再び駅舎の影へ・・・そこへ先生から電話がかかってきました。 
「ゆきちゃんはお母さんを待っているみたいですね!『お母さん来ないね!』と言っています。でも、もう少し頑張ってみます。」 
 
それから、30分後。 
由紀子は先生と一緒に列車に乗り込んで出発していきました。 
この30分の間に先生がどんな魔法をかけたのかわかりませんが、手を引っ張られるわけでもなく、由紀子は自分から列車へ乗り込んでいきました。 
 
結局、駅に残ったのは私ひとりです。(笑)(・.・;) メガテン・・・ 
 
本当にすごい先生です。 
昨日のS田先生からの連絡帳には「また伝説を作りましょう。」と書いてありました。 
そして、その言葉通り先生は由紀子と大きな伝説を作って出発していきました。 
 
列車の中でもパニックになる事もなく、耳を押さえてアナウンスの真似をしていたとか。 
親とはなかなか乗り越えられない大きな山を、先生と一緒に乗り越えていったのですね・・・感激です。 
 
ただ・・私は由紀子との約束を破ってしまいました。 
これは、私が自分の不安から由紀子と勝手に約束をしてしまったせいです。 
そして、こうなることはわかった上でJRに乗せて欲しいと先生にお願いをしたのですから仕方がないことなのですが・・・。 
「お母さん来ないね!」あの言葉が心に何度も響いて、胸が痛くて仕方がありません。 
由紀子はどんな気持ちでホームに座っていたのでしょうか? 
そして、私が来ないことをどう諦めたのでしょうか? 
喜びの影に私は後悔を感じずにはいられませんでした。 
 
由紀ちゃん、ごめんなさい!! 
でも、今日のあなたは本当にすばらしかったです。
  

 

 
  2006/6/21(水)
      リタイヤ
  
由紀子がいない夜。 
みなさん、私がさびしがっていると思っているでしょう?(笑) 
そんなことはないですよ!! 
私は意外にのんびり、静かに過ごしていました。 
 
昨日の気がかりは、夕方先生に無理をお願いして由紀子にメールで謝らせてもらいました。由紀子はみんなと楽しく過ごしているようで、メールを読んで笑顔で「はーい!」と答えてくれたのだそうです。ε- (´ー`*) よかった! 
 
それで、今日は長崎の大学病院へお見舞いに出かけることにしました。 
病院の面会時間が14時からなので、それまで友人を呼び出してランチをすることにしました。今日は夕方までゆっくりしても大丈夫!! 
お迎えの時間に縛られないって、自由でいいですよねぇ・・・。(*^-^*) 
 
長崎に着いたのが12時でした。 
久しぶりに会った友人と食事をしながら、積もる話をして・・・自由を満喫していたのですが・・・その途中で電話がかかってきました。 
 
由紀子が登山の途中で熱を出したらしいのです。 
すでに38.6度もあるようなので、途中でリタイヤさせていただくことにしました。 
私が諫早駅まで車でむかえにいくことになったのですが、今、私がいるのは長崎!! 
しかも、車は大村に置いたままです。 
友人に慌てて事情を話して13時9分発の列車に飛び乗って大村に引き返しました。 
 
長崎滞在時間、たった1時間です。・・・_| ̄|○・・・はうぅ・・・ 
 
4時過ぎに由紀子を諫早駅で受け取って、そのまま病院へ行きました。 
熱は39度を超えていましたが、由紀子は元気な様子でした。 
 
インフルエンザの検査はマイナス。(大村では今頃インフルエンザがはやっています。) 
のどの赤みもないので、ウイルス性の風邪で、熱が高いのは疲れのせいだろうということで、水分をたくさん取らせ、ゆっくりさせて様子を見ようということになりました。 
 
家に戻ってからも熱の割には元気で、宿泊学習に参加できた時のご褒美に用意していたCDを聴いたり、パソコンをしたり・・・ 
 
途中でリタイヤをしたのは残念ですが、今回の最初の目標は 
「みんなと一緒に宿泊学習に行く!」でしたから、文句なしです。 
 
JRにも乗れたし、登山も頂上まで頑張って歩いたようだし・・・ 
私は花丸の合格をあげたいと思います。 
  

 

 
  2006/6/22(木)
      マイコプラズマ感染症?!
  
熱があっても元気そうな様子に安心をしていた私ですが、夜中に様子が変わってきました。 
 
「頭が痛い!」「きつよ〜!」 
もともと熱に強い由紀子がこんなことを言うのは初めてです。 
熱を測ってみたら39・9度ありました。 
 
まずい!! 
由紀子は痙攣の発作を持っているので、小さな頃からなるべく解熱剤を使わないようにしてきました。 
昨日も先生に「解熱剤はどうする?」と聞かれたのに、39度でも元気みたいだから要らないと断ってしまったのです。 
もらっておけばよかった!!(/o\)  
 
頭と脇の下を氷で冷やしながら、朝になるのを待って病院へ・・・。 
その頃には熱は40度を超えていました。 
 
再度インフルエンザの検査をしましたが、やっぱりマイナス。 
そして、次に行った血液検査で「マイコプラズマ感染症」とわかりました。 
 
脱水症状の予防を兼ねて、抗生剤の点滴を受けることになったのですが、由紀子の問題は腕の血管が細くて脂肪に隠れていること。 
看護婦さん泣かせの血管なのです。 
案の定、何度も針を刺しなおして、最後はドクターにお願いしてなんとか無事に点滴開始です。 
たぶん痛かったと思うのですが、泣きもせず抵抗もしない由紀子。 
その反応の鈍さにちょっと危機感を感じました。 
 
3時間ほどかかるといわれたのですが、血管が細くて腕の向きで点滴の落ち方が変わってしまい、結局4時間もかかってしまいました。 
 
でも、その点滴のおかげで頭痛も治って、由紀子はあっさり復活。 
点滴を腕に刺したまま、アイスクリームをペロッとたいらげ、 
「おうちに帰ったらバナナを食べるんだよ!!」と、のたまう由紀子さんでした。(笑) 
 
マイコプラズマ・・・次女のまーまーが3歳の頃、しつこい咳で苦しんだとき、最終的な診断がマイコプラズマ肺炎でした。 
由紀子はまだ肺炎まで進んでいないとのことでしたが、早く見つかって本当によかったです。 
 
学校に連絡をしたら、このマイコプラズマ感染症は出席停止になる病気なのだそうです。 
え〜〜?!そんなに強い感染症なの? 
ちょっとのんき過ぎたかな?と、反省をした母です。
  

 

 
  2006/6/26(月)
      手術
  
続いていた熱は虫垂炎からのものでした。 
いろいろありまして、結局昨日の夕方、緊急手術をしました。 
 
一時はどうしようかと思いましたが、おかげさまで手術は無事に終わって、術後の経過も良好です。 
詳しくは退院してから書きます。 
 
ご心配をおかけしました。
  

急性盲腸炎の手術について
詳しくはこちら→入院騒動記