ゆきちゃんの日記
2002年6月
貸してあげる 2002.601 |
夕方、家族が全員そろっている所へ通販のカタログが届きました。 本が大好きな由紀子は、家に持ち込まれる本には必ず目を通します。 特にカタログ類は誰よりも早く見たいのです。 でも、今日は出遅れて、まーまーが先に手にしました。 カタログを開いているまーまーの横に立って 由紀子:「ゆきちゃんに貸してあげる!」「貸してあげる」は、「貸してちょうだい」の意味 まーまーは由紀子の反応を楽しみながら 「や〜だ!」 由紀子:「まーまー!ゆきちゃんに〇ッセンを貸してあげる!」 まーまーは意地悪な笑みを浮かべて「貸してあげな〜い!」 由紀子:「まーまー!まーまー!いいかげんにしなさい!」 いつも母が由紀子に助け舟を出すときに「いいかげんに〇〇してあげなさい」というのを 自分で言っているのです。(笑) セリフを先に言われたので私は笑って見ていました。 泣き出すのかと、思った瞬間、くるっと背を向けてどこかへ・・・。 戻ってきた由紀子の手にあったのは もめる直前までまーまーが勉強していた本!! 由紀子:「まーまー!こっち、貸してあげる!」 家族中が大笑いです。 そうです、まーまーは受験生! 通販のカタログを読んでいる暇など無いのです。 お勉強しましょう・・・。 さすがに、まーまーも反論できず、カタログを渡して笑いながら退散です。 久々にゆきちゃん、ナイスな勝利! |
スイミング 2002.6.8![]() |
去年の夏から由紀子は水泳を習っています。 島で唯一のスイミングスクールがボランティアで障害児に教えてくれるのです。 でも、先生は障害児を教えるのは初めて・・・。 最初はどう扱っていいのかわからなくて恐る恐るだったけど 最近は・・・大きな声で 「由紀子、足が動いていないぞー!」 ふふふ・・・そうそう!普通の感じでいいんですよ!(⌒ー⌒)〃ニコッ さて、習っている方の由紀子ですが、 1時間ほとんど休む事なく泳ぎつづけ、がんばっています。 去年の今ごろは顔に水がかかるのも怖かったのに、よかった、よかった! 今日の練習のウォ-ミングアップの時にジャンケンゲームをしました。 水の中でジャンケンして勝ったら、相手の頭を手で押さえて水の中に沈めるのです。 ジャンケンは「チョキ」しか出さない由紀子・・・。 すぐに見抜かれて負けの連続! そしてとうとう、負けた途端にその場から逃げ出してしまいました。 「こらー!由紀子〜逃げるな!」 先生が怒鳴ると振り向いて「いやいや!」と首を振った後 自分で自分の頭を押さえて、水の中へブクブク。。。。。 これには先生も「自分でやるのか〜!」と大笑いでした。 |
小ネタ集 2002.6.14 |
最近の由紀子の小さなエピソードを・・・。 その1、 校外学習の日の事の出来事。 由紀子の下駄箱と担任の雅子先生の下駄箱は少々離れた所にあります。 雅子先生 「先生は向うの玄関で待っているから由紀子さんは靴を履いたら来て下さい。」 由紀子 「は〜い!」 しかし、待っていても由紀子が来ないので様子を見に行くと・・・。 交流学級の担任のとし先生の腕にすがって、 「雅子先生が来ないの・・・。 ![]() それを見た雅子先生 「え〜?!わたしなの?」 ゆきちゃんの「は〜い!」ほど、あてにならない物はありません!(母) その2 その日はまーまーの18歳の誕生日 とても うれしそうなゆきちゃん。 今日はケーキが食べられるからかな? さて、いよいよケーキの時間です。 ローソクに火をつけると何故かケーキのまん前には由紀子が・・・。 まーまー 「これは、まーまーのケーキだから、ローソクはまーまーが消すの!」 由紀子 「やーだー!ゆきちゃんが消すの!」 まーまー 「だめー!」 由紀子 「・・・・・・・・」 そして、まーまーがローソクを吹き消そうとした時、横からしっかり「ふーっ」と、消していた由紀子でした。(笑) まーまーはかなり怒っていましたが、これは9歳と18歳のけんかです。 ほっておきましょう・・・。 その3 我家の横には高校の校舎があります。 その日、学校から早く帰った由紀子はキーボードで遊んでいました。 「キ〜ンコ〜ン・カ〜ンコ〜ン・キンコンカンコン」 高校から鐘の音が聞こえてきました。 すると由紀子がキーボードで 「キ〜ンコ〜ン・カ〜ンコ〜ン・キンコンカンコン」 1音も間違えずに弾いたのです。 ![]() もともと、楽譜が読めない由紀子は知っている音楽を耳で音を拾って弾くのですが・・・。 親バカな母はこれは絶対音階があるのかもしれないと、密かに思いワクワクした瞬間でした。 でも、ここに書いたら「密かに・・・」ではないか・・・(笑) |
買い物学習 2002.6.19 ― 由紀子のつぶやき編 ― |
買い物学習にいきました。 とし先生や3組のお友だちは学校でお勉強だけど、私はまさ子先生とサティでお勉強よ! (*^^*) でも、これもなかなか大変なのよね・・・。 お母さんから頼まれた物を一人でちゃんと買わなくちゃいけないの・・・。 植物〇語のボディソープの 詰め替え用を買ってきてください。 お母さん ![]() どこに何があるのかはちゃんとチェック済み! おやつも買っていいって言われたから ポテトチップスにしちゃったわ、それも大きいやつ!(⌒〜⌒)ニンマリ でもさ、私、一人でお買い物なんてしたことないし、 これからどうするんだっけ? 「ここかな?ポイント5倍?・・・なんじゃ? 私、カードなんて持って来てないわよ!」 ![]() 100円玉が5個と10円玉が5個と1円玉が2個。 いっぱい財布から出さなくちゃいけないんだもん・・・。 もう大変よ! すっごく緊張したけど、お店の人がやさしかったから 何とかちゃんと払えたわ! 「え〜っと!ボディソープとポテトチップス・・・。 これでよし!」 ![]() 今度はお母さんも連れてきてあげよう・・・。 でも、お腹すいたなぁ・・・。 このおやつ・・・学校で食べるのかな? 給食はなんだったけ? ![]() 学校に着いたら給食かと思ったのに お金のお勉強なんだって・・・。 先生! ねむいよー! おなかすいたよー! 買い物学習の光景です。 写真は担任のまさ子先生にいただきました。 写真を並べているうちに由紀子のつぶやきが聞こえてきそうな気がしてきました。 |
薄情者 2002.6.25 |
土曜の昼下がり、由紀子はパソコンでキャラクターのHPの巡回中でした。 まーまーと私は暇をもてあまし2人でふざけ合いをしていました。 身体のでかいまーまーにちょっかい出しすぎて 私は腕を下敷きにされ動きが取れなくなりました。 「ゆきちゃん!たすけて!!」 私が必死に叫んでいるのに、由紀子は振り向きもしません。 「ゆきちゃん!!お願い助けて!!由紀子!!!」 本当に痛いのでさらに大きな声で助けを求めました。 すると、やっと席を立った由紀子・・・。 「たすけ・・・・・」( ̄o ̄;) ・・・・・・・・・・・・! なんと、由紀子はそのまま台所へ。 冷蔵庫から氷を取って口に入れて、部屋を出ていきました。 それを見てまーまーは大笑い! でも、腕はそのまま下敷きです。 「痛いよ〜!ごめん!ゆるして!」 そう懇願している所へ由紀子が戻ってきました。 やっと助ける気になったのね? でも、苦しんでいる私に由紀子が言った言葉は 「セサミストリートは何時から?」 が〜〜〜ん!!!!!Σ( ̄[] ̄;)!ホエー!! 私がもしここで本当に何かの下敷きになっても由紀子はたすけてくれないよねぇ・・・。 薄情者!! |